ご挨拶
GREETING
昭和32年、早稲田大学の教育心理学教授であった初代園長故服部清は、八千代台開発に伴い市内最初の幼児教育の研究実践施設として「わかばナースリスクール(現八千代わかば幼稚園)」を開設しました。その後、市内の公立保育園の開設に携わった実績から、高津団地開発の際に市より依頼を受けて「若葉高津保育園」を昭和47年に設立し、園児増加に伴う必要性から隣地を購入し「若葉ナースリ・スクール幼稚園」を昭和53年に開園しました。
設立以来、子ども達の「心」を大切に育むことを教育方針として、「就学前の幼児にとって必要なものは幼稚園・保育園で変わることはない」という理念から「若葉高津保育園」と「若葉ナースリ・スクール幼稚園」は幼保一体型の施設として共通カリキュラムで合同保育、異年齢保育、職員の交流、行事の運営等に取り組んできました。
また、核家族化、育児の孤立化などの時代背景から、幼稚園や保育園の施設や機能を地域に開放し、預かり保育、一時保育、園開放や親子教室などの子育て支援にも積極的に取り組んで参りました。
平成20年に「認定こども園」制度が施行され、30年以上にわたり時代に先駆けて取り組んできた幼保一体的な幼児教育・保育がやっと公に認められた感があります。八千代わかば幼稚園も創立65周年を迎え、今後とも「すべての子どもと子育て家庭のために」幼児教育・保育・子育て支援の3つを大きな柱として地域に貢献して参りたいと思います。
保育方針
発達心理学の理論に基づいた保育
心とからだの調和のとれた発達
身体の健康にとって医学の知識が必要なように、心の健康な発達にとっても発達心理学の知識と理解が必要です。あそびの中で、様々な経験や発達に合った課題に出会うことで、知の根を伸ばします。上手にできることより、最後まで頑張る気持ちを育てたいと思います。
豊かな人間性の基礎を作る
子どもたちは、保育者や友だちとの関わり合いの中から、社会性の基礎を身につけていきます。同じ年齢の友だちだけでなく、自分より大きい子や小さい子と関わることによって、優しさや思いやりを身につけていきます。自然に囲まれた豊かな環境の中で、豊かな感性を育みます。
一人ひとりを大切に
子どもにとって、集団生活のルールを知り、守ることは大切なことですが、集団の中でも一人ひとりの成長や発達、子どもの思いを大切に受け止めていきたいと思います。様々な課題や経験に出会う中で、たくさんの得意なこと、大好きなことを見つけてほしいと願っています。